毘沙門堂門跡(びしゃもんどうもんぜき)は、京都市山科区にある天台宗の寺院で、京都五箇室門跡のひとつに数えられる格式高い門跡寺院です。創建は大宝3年(703)文武天皇の勅願によると伝わり、当初は御所北の出雲路に「出雲寺」として建立されましたが、戦乱などで荒廃し、寛文5年(1665)に現在の山科の地へ再建されました。
本尊は七福神の一柱・毘沙門天で、「毘沙門さん」として親しまれています。桜や紅葉の名所としても知られ、勅使門へ続く石段の参道と回遊式庭園が四季折々の美しい景観を見せてくれます。
これからの時期は、紅葉と灯台躑躅。そして階段を紅葉の落ち葉で埋め尽くす「敷き紅葉」などでも知られています。
2025.11.27



























