南禅寺のすぐ近く、東山の麓に佇むこの美しい山荘は、明治時代に造られた南禅寺界隈別荘群にあり、約1800坪の広大な敷地に、日本庭園の名匠として知られる七代目小川治兵衛が手掛けた庭園と、当時随一の大工島田藤吉による数寄屋造りの建物が見事に調和しています。建物は最近、重要文化財に指定されたそうです。
庭園は、池や流れ、滝石組、水車小屋など、繊細に計算された要素で構成されており、東山を借景として取り込んだ景観は圧巻です。
持ち主がニトリホールディングスに変わり、これまで不定期に限定しての公開でしたが、今秋からは一般公開されています。
2024.10.28