年の瀬、大阪梅田にある阪急うめだ本店の1階に「新春いけばな」のディスプレイがありました。数日前まではクリスマステーマだったものが、時節とともに早替わりです。
展示されているものは「京都・大覚寺 いけばな嵯峨御流」とあり、阪急百貨店のイベント用のインスタグラムを見ると、一つ一つにテーマと、意味が解説されていました。内容を知ってみると見え方も変わりそうです。
(以下の内容は阪急うめだ本店イベント・インスタグラムから文章を引用しています)
迎春ウインドーは、京都・大覚寺の華道”いけばな嵯峨御流”。2023年の干支『卵』・新年歌
会始の勅題『友』をはじめ、縁起の良いテーマに合わせた設えに。
「四海浪平(しかいなみたいら)」
龍の姿に見立てた臥龍梅をいけ、天下泰平、運気上昇、世界平和を願う
「開運(かいうん)」
水都大阪の益々の繁盛と開運を祈る
「獅子呼(ししこう)」獅子の姿で魔を払う
「発卵(みずのとう)」
兎歳にあやかり飛躍・向上を願う
「吉春 (きっしゅん)」
キチの音に吉兆の想いを通わせる
「歳寒三友(さいかんのさんゆう)」
令和五年癸卯歳御題である「友」と手と手を取り合う友好の姿で表現する
「新玉(あらたま)」
あらたまの年を新しいもので言祝ぐお正月