2022年 ありがとうございました

今年も残すところ、あと1日。

これまで当ブログをご覧頂き、誠にありがとうございました。

このブログは、Facebookで投稿している内容を、写真中心に「京都からのお出かけ」というテーマで書き記しています。

 

もともとは、入院していた知人の退屈しのぎに、書いたことがきっかけで、そのまま、今にいたります。これまで、読んでいただいている方からの「お言葉」や「メッセージ」を励みに、なんとか続けてくることができました。

お出かけの雰囲気をだすために、いつも、入り口や門前からスタートする形になっており、文章は極力減らしています。

 

いまは、特定の誰かのためにブログを書いている訳ではありませんが、地元の「京都」を知って頂いたり、「お出かけ」の楽しみや関心のきっかけになればと願いつつ、綴っています。

 

今年は、マンネリ化しつつある「訪問先」を少し飛び出して、はじめてお出かけするスポットもいくつか回ることができました。

 

京都に住んでいると意外にも、観光地などへはお出かけしない方がおおいです。私の「70、80代の親世代」は特にその傾向があり、私と似たような同世代(40-50代)の方もお出かけされることが少ないようです。

社会人になって、京都を離れて知ることができた、京都の魅力やブランド力を、できれば、住んでいる方や近隣の方に再発見してもらえるといいなあとおもっています。

 

この数年、誰もが経験したことのない生活をしてきました。その結果、いままでみたことのないタイムスリップしたような京都をみることもできました。

来年は、きっと、大勢の国内外の観光客も訪れて、昔のような賑わいに近づいて行くのだろうと思います。

 

いままで、当たり前だったことができない日々。

そして、今まで当たり前だったことが、形や条件をかえて、できる日が、この先やってくるのかもしれません。今までの当たり前ができない、見れない、そんな時代になるのかもしれません。

 

ある人とお話ししていたことが頭に残っていて、少し情報共有できればと思います。

京都の寺院仏閣の取り組みは、全国的にみても、進んでいる部分があります。それは、マーケティングであり、あたらしいビジネス(観光)スタイルを模索されている地域でもあります。

昔は、寺院仏閣は、無料で、誰もがお願いごとやお礼をするときに、気軽に立ち寄れる場だったそうです。

多くの周辺地域の方が集まる場でもありました。

いまでも日本には、似たような景色をみることができるところがあります。

 

京都では、似たような景色をみれるところが少なくなってきています。拝観料をはらって、寺院や仏閣を参拝するところが多くなりました。

そして、特別拝観、プライベート拝観、アートや音楽、映像などの企画やイベントを組み合わせたものも増えてきています。

 

これらは、この先も寺院仏閣が存続していくための苦肉の策なのか、時代にあわせて関心や親しみを持ってもらうきっかけなのかはわかりませんが、常に変化してきています。

やがて、大勢の観光客が世界中から押し寄せてくるとき、もしかしたら、誰もが拝観できることができなくなるかもしれません。

気軽に拝観できる「今」が当たり前ではなく、懐かしむ時代がやってくるのかもしれません。

 

当たり前のことが当たり前でない「時代」や「生活様式」がこの先やってくるのかなあ。と寺院仏閣の変化をみながら、未来を思い描く話をしていました。拝観料が0円から1000円へ。そして1万円、10万円と人流の抑制や保護や維持費の検出のために。

似たようなことはどんなところにもありそうです。

 

今だから、できること・・・

今しか、できないこと・・・

後から振り返ればわかることもおおいですが、すこしだけ、今をみて、取捨選択ができれば、きっと、あの時の選択がいい思い出や体験になったなあと笑って話せる時が来るかもしれません。

 

来年も、似たような形でブログは続けていこうと思っていますが、今年、いろんな形でお知り合いになれた方々と、いろんなところを巡り、素敵な時間や楽しみを共有できる一年になればと願っています。

では、また、あした。

いつもと変わらぬ日々が続きますように・・・

今年も1年、ありがとうございました。